手帳のサイズとカタチの選び方

手帳選びは難しいですよね。

良いかなと思って買っても、使っていくうちにどこかしら不便に感じる点が出てきます。

不便に感じたことを解消しようと次の手帳を選んでも、今度はまた違ったところで不便さが顔を出してきます。

今回は、本当に自分に合った手帳を見つけるために、自分の能力を引き出してくれる手帳を見つけるために、良い手帳の選び方についてまとめていきます。

良い手帳が見つかれば、自分の能力や魅力を引き出してくれると思います。
実際に「紙に書く」という行動にはとても良い効果があって、
例えば講義中、内容を記録するときにPCを使った場合と紙のノートを使った場合とでは、理解力、記憶力、発想力に差が出てくるという研究結果もあるようです。

紙に書く方が、深く理解でき、しっかりと記憶でき、新しいアイデアも生まれやすくなります。

こういったメリットを活用できれば、人生はもっと楽しくなりそうですよね。

紙に書くことのメリットをしっかりと得ていくために大切なことは、手帳やノートの選び方と使い方です。

今回はまず選び方について、

1、目的を定める「手帳を持つ理由は?」

目的はスケジュール管理なのか?アイデアや改善策を考えるためなのか?学びの記録なのか?タスク管理なのか?必要な情報を持ち歩くためなのか?日記として使うのか?目標を達成するためなのか?やりたいことを見つけるためなのか?など、使う目的はそれぞれです。

目的、用途によって使うべき手帳の形は違います。

スケジュール管理と学びの記録をしていきたいなど、目的が複数ある場合もあり、そういった時にも適切な形は変わってきます。

何のために手帳を使いますか?

2、何を重視するかを決める

目的が決まると、その次は何を重視するかについて考えます。

スケジュール管理をするとして、予定全体を把握しやすい一覧性を重視するのか、いつも持ち歩けるように携帯性を重視するのか、
大きさや形などによって、得られる効果は異なります。

どんな効果を期待して、何を重視するかについて決めていきます。

サイズについて 〜大きいと理解しやすく、小さいとすぐに書き込める〜

一つのテーマについて、小さいノートに何ページにもわたって書かれている場合と、大きなノートの1ページにまとめられている場合では、大きな1ページにまとめられている方がわかりやすいです。
全体を把握して理解することがカンタンになります。

あと大きいと、たくさん書き込めるので新たな発想など考えが広がりやすくなります。
全体のつながりや関係性を把握しながら理解できると、思い出したい時にも役立つので記憶力にも良い効果が見込めます。

小さい手帳のメリットとしては、いつも持ち歩けるので予定が入った時、アイデアがひらめいた時など、いつでもすぐに書き込めます。
大切なことを忘れることなく、サッと書き留めることができます。

あと手帳に書いたことをいつでも読み返せるメリットもあります。

大きいほど一覧性を保ってまとめやすくなり、それは理解、発想、記憶を促します。

小さいほど持ち歩きやすくなり、必要なとき、いつでも使えます。

どちらのメリットもとても大切なので、書き留めるための小さい手帳と考えを深めるための大きめのノート、2冊を使い分けることをオススメしています。

綴じ方について 〜紙の取り外しはできるか?できないか?〜

綴じノートやリングノートなどのように用紙の入れ替えが出来ないタイプと、システム手帳やルーズリーフのように用紙の入れ替えができるタイプがあります。

綴じノートのメリットは、考えることに集中しやすいことです。
ページを入れ替えてまとめたり整理整頓できない分、考えるコトと書くコトに集中しやすくなります。
書いた紙を無くすリスクも少ないです。

書いたことは時系列で並んで行き、同じページの同じ場所に居続けてくれます。
用紙の順番を入れ替えて整理するのも一つの手段ですが、入れ替えたりしないことで体感的にノートのどの辺りに書いたか記憶しやすく、記憶を頼りにして探しやすかったりもします。書いたまま、時系列にしておくことも一つの手段です。

システム手帳やルーズリーフだと、カスタマイズや管理が自由自在です。
スケジュール、学びメモ、アイデアメモなど、複数の機能を持たせやすく、書いたページはファイルに移行したりなど管理もしやすいです。
用紙を入れ替えて使えるので手帳本体は長く愛着を持って使用していけます。愛着を持って使える手帳があると、書くことが楽しくなります。

用紙を無くしやすい、整理整頓に必要以上に時間を使ってしまいがちというデメリットは、外した用紙を保管する場所を決めるなど、ルール作りをしておくことで回避できます。

罫線があるとキレイで整った手帳に、無地だと個性的で記憶に残るノートに

罫線のある手帳やノートだと、字の大きさや並びがキレイに整います。
ただ、手帳やノートは自分の理解を深めたり、記憶や記録に残すためものだと思うのでキレイに整っているかよりも、理解しやすく、記憶に残るように書くことが重要だと考えています。
理解や記憶を促すための手帳としては、イラストや矢印などを使って視覚的にわかりやすいように表現するなど、罫線にとらわれず自由に書くことが大切です。
わかりやすさや記憶しやすさを重視するなら、個性が出やすい無地タイプがオススメです。

スケジュールの枠は最初は自分で書いて試してみる

スケジュール帳やスケジュール用のリフィルは色々なものが販売されていますが、どれを選べばいいかわからない場合には、最初は枠線を手書きして試してみるのがおすすめです。
そうすれば必要以上に買う必要がなく、1週間や1ヶ月ごとなどに色々なタイプを試せます。
最適な形式が見つかれば、それと同じ市販品を買ったり自作することでコストをかけずに最適なものを見つけることができると思います。
スケジュール表を手書きすると予定を書き込むことが楽しくなったりもするので、実は手書きも悪くないかもしれません。

ポケットなどの収納は少ない方が書くことに集中しやすい

システム手帳などはカードポケットなどの収納がたくさん付いているものも多いです。カードなどを一緒に持てるメリットはありますが、ポケットなどがあると段差が生まれるので書くときに邪魔になったりもします。
あとカードなど余分なものがたくさんあると書くときに気が散るなど、集中力の妨げになるようにも感じます。

持ち歩きたいと思えるデザイン、質感か

使いたいと思えるデザインの良さはとても大切です。手帳を使う習慣をつけるためにもっとも重要なことだと思います。

私自身、手帳を使う習慣がつかずになんども手帳を無駄にしてしまいましたが、心から良いと思える手帳と出会って、自然に手帳が習慣になりました。

「使いたいと思えるか」はとても大切です。

最後に

以上のようなことを考慮して、自分の目的や重視したいことに合ったカタチや大きさのものを選びます。

例えば、いつでもスケジュールやメモなどを書き込めるようにしたい場合には、携帯性の高いポケットサイズで必要な機能を持たせられるシステム手帳をおすすめしています。

考えることに集中して、理解力、記憶力、発想力を高めていくためのノートとしては一覧性が高くなる大きめサイズで、あまりカスタマイズ性の高過ぎない綴じノート、ページごとに個性が出やすい無地、ポケットなどの余分なものがないシンプルなものがおすすめです。

そして最後はやはり、自分が気に入って「使いたい」と思えるかです。