「手漉き紙が好き。」
そんな真っ直ぐな想いから活動をされているkami/さん。
木と水だけで手すき紙が出来上がっていく過程。
高知にある紙工房で紙を漉く体験をして、紙に関わる仕事を一生やっていきたいと思ったそう。
手漉き紙の文化を未来に残したい。そのために出来ることは?そんなふうに考えて、まずは紙の産地のことを知りたいと1年かけて世界の紙の産地に足を運んできた。
その行動力にも驚かされますが、彼女の書く文章には真っ直ぐな気持ちと説得力のある言葉が詰め込まれていて、たくさんの方がそのメッセージに気付きと勇気をもらっていそうです。
手漉き紙ならではの素材感はやはり素敵で、そして数えきれないほどたくさんの種類があります。日本の和紙をはじめ、世界中の手漉き紙を見て体感してきたkami/さんだからこそ伝えられる紙の魅力があって、
今までも紙の様々な魅力を教えていただきました。
今回のコラボで使用させていただく紙はロクタ紙といって、ヒマラヤの山間部に自生している「ロクタ」という植物から作られる手漉き紙。
kami/さんにとって特別な紙で、先日発売されたkami/さんの「世界の紙を巡る旅」という本の表紙にも使われています。(ちなみにこの本は、手仕事の産地や文化との向き合い方についてのたくさんのヒントが詰め込まれていて、紙に関わらず手仕事に関わる人に手にとって欲しい本でした。)
ロクタの繊維は強く長く、そんなロクタから作られる紙は手漉き紙の中で強度があるそう。素材感はしなやかで光沢があって、染色されたロクタ紙の色合いはとても綺麗です。
摩擦に対しても紙の中では比較的強くて、そして摩擦によって繊維が寝てくるとより光沢が増していきます。
美しくて丈夫で、経年変化を楽しめる紙だと思います。
話は変わりますが、2ヶ月ほど前にkami/さんがうちの工房にノートを作りに来られたことがありました。
kami/さんのクラウドファンディングリターンのノートなのですが、150冊もあって、、
はじめての作業なのに、驚くほどの集中力で仕上げていました。
以前「自分は作る人間じゃない。だからこそ作る人を尊敬している」というような話をされていたと思うのですが、、
個人的にはやっぱり作る人だなぁと感じた出来事でした。
世界の紙を巡る旅を終えて、その旅についての書籍が完成して、
そして次はお店を構えるとのこと。
いろいろな紙のことを伝えたり、紙つくりや製本なども出来る場にするのだそう。
伝えるコトと作るコト。その両方から紙の魅力を広げていくkami/さんらしい紙のお店。
完成したら行ってみたいなと思います。





kami/さんにお借りした写真たち↑
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